褥瘡 予防

褥瘡の予防について

介護において重要になることの多いケアに、褥瘡(じょくそう)に対するケアがあります。褥瘡は床ずれとも呼ばれます。
寝たきりなどになると同じ体勢で長時間過ごすことになりますが、そうすると、体とベッドなどの支持面との接触局所で、圧迫による血流障害が起きます。その結果、皮膚や皮下組織が壊死してしまうケースがあるのです。これが褥瘡です。

 

褥瘡の急性期の症状としては、赤みや水ぶくれが出てきたり内出血が起きたりします。ここで治ることもありますが、1〜2週間を経て慢性期に移行することもあります。そうなると、赤みが黒色に変わっていき、傷口が深くなります。
この褥瘡の予防としてできることは、まず除・減圧です。現在では、体圧を分散させる特殊ベッドやマットレスが販売されています。その素材も、エア、ウォーター、ウレタンフォーム、ゲルなど様々なものがあり、それぞれ特性を持っています。

 

具体的には、寝たきりの人が自力で体位変換ができる場合は、体の沈み込みが少ないウレタンフォームなどの素材を選び、自力で体位変換ができない場合は、エアなどの素材を選ぶようにします。
また、こうした体圧分散寝具を使うとともに、介護者が定期的に要介護者の体位変換を手伝うようにすることも必要になります。
他に、褥瘡の予防としてできることは、スキンケアや栄養管理です。スキンケアとは、入浴などで皮膚を清潔に保つこと、保湿によって肌が乾燥して弱くなるのを防ぐことを含みます。
褥瘡に対しては、介護者が要介護者の能力や肌の状態に目を向けながら、上記のような予防に努めることが大切になります。